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ROAD BIKE

キャニオンの新型エアロードは何が変わった?「人間をエアロに」ってどういうこと?!

キャニオンの新型エアロード、パッと見では変化がないように思えますが、キャニオンいわく「同じところはひとつもない」とのこと。

じゃあどこがどう変わったの?ということで、第4世代になる新型エアロードのジャパンプレミアパーティでアレコレ聞いてきました!

キャニオンのエアロードはすでに完成されている?

第4世代になった新型エアロード。後ろには前作エアロードが並べられている

ちょうど一年前の今頃、前世代のエアロードのアップデートが発表され、その内容は、空力性能・軽さ・パーツ構成などに変更はなくマイナーチェンジともいえる範疇でした。

じつは前回からすでに「もはや完成されているエアロード」という前置きがあり、やはり自転車のエアロ性能は限界にまで高められているのかと感じる中、2024年のいま、キャニオンは斜め上の目線でエアロードを進化させてきました。

人間をエアロにする

完全新作の『エアロドロップバー』と『クラシックドロップバー』におけるポジションの比較

自転車のエアロが最高レベルに達してしまっているなら、あとは乗る人間をエアロにしてしまおう、というわけです。

カギになるのは新開発のエアロドロップハンドル。ステム一体型の扁平エアロバーでありながら、大胆に角度をつけたフレア形状の新型ハンドルです。

見よ、この角度!

ハの字型に広がるフレアハンドルといえばグラベルロードなどでおなじみの形状でしたが、エアロポジションの観点から、近年ではプロロードレースでも頻繁に見かけるようになりました。ごくカンタンにいえば、TTバイクのDHバーでのエアロポジションに近づけるイメージですね。

標準装備されるのはノーマルなクラシックドロップハンドルですが、別売りとなる『AERO Drops(エアロドロップ)』に換装すると、最大14W減の出力で同じ速度で走行できるという結果が出ています。

Tバー部とドロップ部が分離する

標準装備のクラシックドロップからの交換がとてもカンタンなのもポイントです。キャニオンではおなじみのドロップとTバーを分離させる設計で、ドロップ部分の交換においてブレーキホースの切断などは一切不要。

ハンドル交換といえばケーブルやホースの取り回しもあり、難易度は高めの作業。しかし新作のエアロドロップは、バーテープさえ巻ければ誰でも交換可能です。このあたりはメーカー直販のキャニオンらしい、ユーザビリティに気を配った結果ですね。

“前作と同じところはどこにもない”

手前右が新型エアロード。左奥が前作

第4世代となる新型エアロードはフレーム自体も新しくなっています。パッと見ではほとんど変わらないように思えますが、キャニオンいわく「見えないところがまるっきり違う、同じところはどこにもない」のだとか。

断面形状を大きくしたトップチューブ。ヘッドの剛性と反応性の向上により、ハンドリングの精度がアップ

ヘッドチューブとフォークは、狭く薄く。前方投影面積を低減し、よりエアロに

極限まで薄く作られた完全新作のフォーク。密閉されたヘッドセットが汚れや水をシャットアウトし、チタン製ベアリングシートで耐久性と滑らかなハンドリングを実現している


さらに、今回のアップデートのひとつに「ボルト規格の統一」があります。

キャニオンの新型エアロードでは、ポジション調整を行うためのほとんどのボルトを『TX25』という規格に統一。さらに脱着式のスルーアクスルレバーの先端部にビットが配置されました。

緊急時や出先でも微調整をカンタンに行えるシステムは、プロユースよりもむしろ一般ライダーに寄り添っていると感じます。ここでもまた、カスタマイズやメンテナンス面でのユーザビリティを大事にするキャニオンらしい心遣いが垣間見えますね。

「スピードへの夢」を実現した新型エアロードを試してみて!

ラインナップはハイエンドグレードの「エアロード CFR」とセカンドグレードの「エアロード CF SLX」に分けられ、そこからさらに搭載コンポーネントで各モデルが展開されています。

レース常勝のキャニオンのエアロードはサイクリストの憧れ。すでに試乗も予約もできる新型エアロード、ぜひ一度試してみては。

>> キャニオン公式サイト



>> 最新モデルへの乗り換えにそなえて、今のロードバイクを売るのもアリ!

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