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HOW TO

スプロケのサビは落とせるって本当? メルカリで買った中古自転車をメンテナンスしてみたよ

時は2025年のクリスマス直前。子どもへのサンタさんプレゼントとしてメルカリで駆け込み購入した中古のジュニアマウンテンバイク。商品写真だけではしっかり状態を判断できないけど、もう時間がない! 買っちゃえ!

そうして手に入れた自転車は、予想に違わず「要メンテ」な一台でした。まずはこの汚いスプロケットを救いたい! 赤サビがあるけど、落ちるのか?

今回は、意外とハードルの高い「カセットスプロケットを外してのサビ取り」に挑戦します!

<スプロケのサビ取り方法をすぐ知りたい人はこちらから>

子どもの自転車は中古が最適解

子どもの自転車には明確な「買い替えタイミング」があります。大人と違って人間のサイズがグングン変わっていきますから、自転車の状態や用途に関係なく替え時がやってくるんですね。

我が家の小学5年生の息子も、22インチの自転車がサイズアウト寸前。「今年はサンタさんに自転車をお願いするといいかもね〜」なんて話していたのが、ちょうど一年前の今ごろ。気づけばあっという間にクリスマス目前。準備もろくにせぬまま、ああもう12月中旬。

次の自転車はスポーツサイクルにしたいと言う子ども。うんうん、そうしよう。あの、初めて漕ぎ出したときの「軽ッ!」という感動を味わわせてあげたいよ。

としたときに、私がバイチャリに関わるようになって知ったことがひとつあります。それは「子どもの自転車、マジで中古が最適解」ということ。

バイチャリのECサイトにもキッズバイクのカテゴリがある

そもそも中古の自転車って選択肢になかったんです。バイチャリみたいな専門店とはいえ中古は中古でしょと思ってたんですが、実際の品物を目にしてみると、普通にめちゃくちゃキレイ。もちろん個体ごとに状態の差はありますが、消耗品は新品に交換してあるものも多いし、中古品ならではの小キズなんかは、子どもに使わせることを考えると遅かれ早かれって感じだし。あとはバイチャリみたいな専門店なら、「きちんと止まる」「しっかり走る」ために必要な基本整備がきちんと完了しているのが大きい。(個人間売買はこのへん危ういケースも往々にあったりする)

乗る時期が限定されていて、しかもガンガン乗り倒して自転車に慣れていくためのキッズバイク、中古以外の選択肢とかなくないか?

でもサンタさんのプレゼントに中古はきついだろう

ということで、2025年のクリスマス用に中古のビアンキのジュニアマウンテンバイクを買いました。そしてこれだけ盛大にバイチャリの前振りをしておいて、メルカリで手に入れましたごめんなさい。

前述のとおり、サンタ準備不足イヤーにつき「明日にはモノを手に入れないと間に合わないぞ!」なタイミング。高速ネットサーフィンで、今日これから隣県までクルマを走らせピックアップが可能な取引を見つけてしまい、あとのことは深く考えずに突き進みました。

いや思いましたよ、たしかに、サンタさんが中古の自転車を……? あのサンタさんが?

でも小学5年生のクリスマスともなると「サンタってじつは……?」が当然チラついてるわけで、なんというか、お互い諸事情わかったうえで進めるイベントになりつつあります。

新品ピッカピカではなくとも、ある程度キレイだったら雰囲気でごまかせるだろう!! これが未就学児とか小学校低学年で純粋無垢にサンタさんの存在を信じている場合は厳しいですが、「サンタの存在を疑う=プレゼントがもらえなくなるかも」ぐらいには頭が働く子どもなら、多少の違和感は飲み込みます。もう大人の階段登り始めてるんですよ。夢がないとかない。

ということで、ある程度状態が良さそうなものを選んだものの、そこはやはりフリマサイトの限界があります。写真で見る限りはキレイに見えましたが、実際はというと、まぁ想定内とはいえメンテナンスの必要は相応にあるなという感じ。

手っ取り早くピカピカ感が出るのはやっぱり駆動系でしょう! スプロケットをきれいにしたいな、サビ取りたいな。たすけておかだくん!

buychari JOURNAL編集部員でもある自転車技師のおかだくん。「おまかせあれ」

スプロケって汚れを落とすだけなら装着した状態でもけっこうキレイになるけど、サビまで取るとなるとホイールから取り外さないと厳しそう。たしか専用工具が必要なんだよな……。

う〜ん。そんなの持ってない。自転車って、こういう「すぐにはできないメンテナンス」がちょいちょいあるんだよなぁ。バイチャリで買っておけばこういうステップは要らなかったんだよなぁなんて考えが頭によぎりつつ、とりあえずスタート!

自転車のスプロケットのサビ取り方法

◾️用意するもの

まずはサビ取りに必要なアイテムを、作業工程ごとに整理しておきます。

①スプロケを外すためのアイテム

  • フリーホイール(ロックリング)リムーバー(写真上)
  • フリーホイールチューナー(写真下)

※フリーホイールリムーバーはメーカーごとに規格が違うため、自分のスプロケットにあったものを選びましょう

②スプロケのサビを落とすためのアイテム

  • 浸透潤滑剤(オイル)
  • サビ取り剤
  • 金属ブラシ
  • チェーンクリーナー

③あるとよいもの

  • バケツ
  • ゴム手袋
  • ウエス(いらない布)

スプロケットのサビ落とし手順

黒いスプロケット。メルカリの商品写真ではこういうカラーなのかダメージによる変色なのか判断がつかなかったが、実際はブラックカラーだった。よく見ると、ところどころサビている状態

手順①−1ホイールを外す

スプロケットを外すために、まずはリアホイールを車体から外しましょう。

最初に手をつけるのは、チェーンの位置。一番小さい歯にチェーンがくるようにしましょう。フロントにも変速がある場合は、一番大きい歯にセット。いわゆる「アウタートップ」と呼ばれる位置です。(撮影時はチェーンがリアの一番小さい歯まで入らず、変速機の調整が必要ということでした。ぐむむ……)

ブレーキを解放状態にします。

今回はクイックリリース式のホイールです。リアホイールの中心部分、スプロケットの反対側にレバーがあるのでそれを手前に倒します。

車体からホイールを外します。ホイールを地面に軽く押しつけたまま、サドルの後ろを持ち、フレームを上方向にあげると外しやすいです。

ホイールが外れたら、クイックリリースレバーを抜きます。(写真右ではわかりやすくするため軸の色を変えています)

レバーはまた取り付け時に使うので、なくならないよう置いておきましょう。

ここからいよいよスプロケットを取り外します。

手順①−2スプロケットを外す

スプロケットが外側にくるようにして、ホイールを自分の両足の前に置きます。

まずは左手を使って、フリーホイールチューナー(ナイフにチェーンがくっついたような工具)をスプロケットの歯にひっかけてセットします。どこの歯にひっかけても大丈夫ですが、大きめのギアにするのがおすすめ。

これでスプロケットが動かないように固定することができました。

次に、スプロケットの頂上にあるロックリングをゆるめます。左手はチューナーを手にしたまま、右手でフリーホイール(ロックリング)リムーバーを持ち、スプロケット頂上の穴に差し込みます。

左手でスプロケットが動かないよう固定したまま、右手で下方向に力を入れてロックリングをゆるめます。

しっかり力を入れてOK。ガクッと回る感覚があります。

左手はチューナーで押さえた状態のまま、右手でクルクルと回していくとロックリングが外れます。

ロックリングを外したら、スプロケットをまとめてつかみ、そのまま取り外しましょう。

手順②スプロケットを磨く

取り外されたスプロケット

今回のスプロケットは分解できない一体型でしたが、多くのスプロケットは取り外すとバラバラになるため、一枚ずつしっかりと手入れできます。

さっそく磨いていきますが、サビ取り工程の前に、まず全体の汚れを落とします。

洗浄剤(チェーンクリーナー)を全体にかけ、ブラシを使って汚れを落とします。

このとき、歯の隙間にたまった黒い汚れカスも取り除いておきましょう。スプロケを取り外さないと難しい作業なので、一緒にやってしまうのがおすすめ。先の細い工具でこそげ取るイメージです。

すでに全体はだいぶキレイになってきましたが、ところどころ頑固な赤サビが残っています。

今回は先にオイルで磨いてみましょう。オイルでサビが浮きやすくなります。ワコーズの「ラスペネ」を全体に吹きかけます。水に濡れた状態でOK。

サビの部分を金属ブラシでゴシゴシッ。サビを取るためには、毛が硬い金属ブラシを使います。

スプロケットの中には、防錆や摩耗軽減のためにコーティングが施されているものもあります。その場合は、金属ブラシを使うと表面処理を削ってしまうので使用NG。ナイロンブラシなどやわらかいものを使用するか、無理せず専門店に相談するのがおすすめです。

さらにサビ取り剤をつけて、取りきれていない部分を集中的にゴシゴシッ。すすいで、磨いてを数回繰り返すと……

ここまでキレイに取れました。

▼ビフォーアフター

▼ビフォーアフター

かなりキレイになりました! 今回のような軽いサビであればしっかり落とすことができるんですね。

手順③拭き取り&乾燥 → ホイールに戻す

最後に水洗いしたら、ウエスなどでサッと拭きあげて乾燥させましょう。

スプロケをはめるフリーボディもキレイに拭いて、グリスを塗っておくと◎!

ここにキレイにしたスプロケットを取り付けていきます。

フリーボディにはスプラインと呼ばれる溝があり、この形状がスプロケット側と一致するようになっているので、位置を合わせて戻していきます。

ロックリングをはめて、

フリーホイール(ロックリング)リムーバーで締めたら完了!(リムーバーって名前なのに締めるときも使うんだ)

「サビさせない」が大切!

 今回は「サビ落とし」の作業でしたが、自転車はそもそもサビさせないようにすることが大事です。

  • 雨の日に乗ったら、その日のうちに水分を拭き取る
  • チェーンオイルはこまめに差す
  • 屋内保管ができると理想!

濡れたまま放置するのが一番のサビの原因になるので、どうしても屋外保管になる場合は自転車カバーをかけるなど工夫をしてみてください。

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チェーンオイルの刺し方
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サビって落ちるんですね

なんとなく、サビたらもう終わりだと思っていました。スプロケのサビって落ちるんだ。中古の自転車でも、ドライブトレインがキレイだと印象がまるで違います。

ただまぁ、作業しながら色々見てもらったところ、変速機も調整が必要そうだし、ワイヤーは交換したほうがいいし、気になっていたブレーキの音鳴りはホイールのフレだということが判明。もう私の手には負えないので、結局お店にメンテナンスをお願いする羽目になりそうです。

いいですか? クリスマスプレゼントは早めに準備を始めて、メンテナンスがしっかり施された専門店で買うのが結果ラクだし精神衛生上よいという学びです。

…いやでも、スプロケットを外せるとかなり細かくクリーニングできることは分かりました! 専用工具は必要だけど、どれも1000円程度で買えるなら持っておいても損はないですね。クリーニング後がかなりキレイになるので、定期的にスプロケを外してクリーニングしてもよさそう。ストレス発散になりそうだな。

スプロケリムーバーツール / 大阪門真店

「スプロケットリムーバー」で検索すると各社商品にヒットする。スプロケットとの互換性を確認してから購入しよう

ロックリングツールをはめてレンチで外す方法もある。こちらもスプロケットとの互換性を確認してから購入を
SHIMANO 「シマノ」 TL-LR15 ロックリングツール / 中目黒店

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