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ROAD BIKE

2台目のロードバイクはこう選ぶべし! 編集部員が譲れなかった4つのポイント【ステップアップ実録】

こんにちは! buychari JOURNAL編集部員の「ばっしー」です! 社会人2年目の僕が、新しい自転車を買いました! 2025年モデルの最新ロードバイクです。

実業団選手としてレースにも積極的に参戦する僕が、「こだわったところ」「絶対に譲れないポイント」を交えて紹介します。

新たに自転車を迎え入れる際の、ちょっとした参考書になれば嬉しいです。

僕がロードバイクを買い替えようと思ったワケ

5年ほど乗ってきたリドレーのヘリウムXと僕

実業団選手としてレースに参戦するようになって5年になりますが、新しい自転車に買い替えようと思った理由は次の3つです。

1.レース中のブレーキ能力に差を感じたから

リム面を挟んで制動するリムブレーキ

レースでも大活躍の我が愛車リドレー「ヘリウムX」はリムブレーキモデル。リムブレーキだと、レース中のブレーキングに不満を感じる場面が多くなってきました。

特にリム面がカーボンのホイールで、雨のレースを走ろうもんなら地獄です。かじかむ手で、減速している感覚のない下りをこなさなければならなかったのです。(一般的にカーボンホイール×リムブレーキの組み合わせは、とくに雨天時の制動力が劣ります)

(※先頭が僕です)下りのハイスピードからのブレーキングには安定性を求めたい

これがディスクブレーキなら、雨の日でも軽いタッチで抜群の制動力があるから安心。下り(ダウンヒル)でコーナーギリギリを攻めることだってできるのになぁと思うように。

ホイール中心部のディスクローターを挟むことで制動するディスクブレーキ

メンテナンス性能よりも、走行時の快適性を優先してディスクブレーキ車に買い替えようと思いました。

2.フレームの傷が気になる、見た目が悪いから

見た目が悪いと「よし!サイクリングに行こう!」なんて気持ちも薄れますよね……。僕自身、日々メンテナンスや洗車は積極的にしているつもりです。

ですがそれをごまかせないくらい、

  • 輪行時についた傷
  • チェーン落ちでついた傷
  • 落車時の傷

などが目立ち、どうしても気になる! ピカピカの車体が欲しいなぁと思うようになりました。

3.ミーハーでモノ好きだから

じつは(?)ミーハーな性格です。

お金が許すのであれば、iPhoneだって最新モデルを買いたいし、デスクトップのMacだって手に入れたい! Apple製品・最新ガジェットに取り囲まれているだけで人生楽しいです。

そんな僕なので、ロードバイクも5年落ちともなるとウズウズ……。ディスクブレーキやら電動コンポやらケーブルフル内装やらフックレスリムやら、気になってしょうがない! 気づけば最新技術てんこ盛りのモデルを夢見るようになっていました。

ロードバイク購入時にこだわったポイント

お金を頑張ってコツコツ貯めて「さぁ買いに行こう!」となったのですが、ミーハーで単純な僕でもこだわったポイントがいくつかあるんです。

「絶対に譲れなかったこだわり」と「少し妥協しても良かったこと」に分けて紹介します。

絶対に譲れないポイント①|コンポはアルテグラDi2、油圧ディスク、フル内装、2025年モデル

レースに出るので脚力差は機材で埋めたいのが正直なところ。そのため、「アルテグラDi2、油圧ディスク、フル内装、2025年モデル」の最新セットは譲れません。

コンポーネントについてはデュラエースDi2も一瞬よぎりましたが、アルテグラDi2と性能差をそこまで感じられないかなと、一つ下のグレードをチョイスしました。

Di2・ディスクブレーキ・フル内装のメリットを一部挙げると…

【Di2(電動変速)】

シマノの電動変速システム『Di2』

  • 変速スピードが速い
  • 最初のセッティングが決まってしまえば、基本的には再調整が不要
    • →電気的に動いているので、ワイヤーの伸びや汚れなどによる不具合が発生しない

【ケーブル類フル内装(電動変速の場合)】

ケーブルの露出のないハンドル周り

  • ハンドル周りがゴチャつかないので、見た目がスマート。
  • 外装式と比較し空気抵抗が低減される。

【油圧ディスクブレーキ】

油圧式ディスクブレーキ

  • ブレーキの引きが軽くて楽ちん
  • よく止まる(制動力が高い)
  • 雨天時も安定したブレーキングができる

絶対に譲れないポイント②|お手頃なメーカー

同じパーツでも、安く買えるならそちらの方が良いに決まってます。ここはブランドネームよりスペック重視!

コスパのよさで知られるGIANT(ジャイアント)やMERIDA(メリダ)、ちょっと趣向を変えてFOCUS(フォーカス)、もしくはブランドは変えずに引き続きRIDLEY(リドレー)あたりが候補でした。

自転車屋では、店頭在庫が値下げされていることもよくあります。お手頃メーカーの値下げ品は超狙い目なので、まずはお近くのショップに足を運んでみるのもおススメ。(ちなみに僕は近くのショップで、色々なブランドの実車を見ながら検討しました)

絶対に譲れないポイント③|フレームカラーはできるだけシンプルに

新車を納車したらやりたいことが、どこかにワンポイントを入れること。例えば、下記のようなパーツです。

  • ステムキャップ上のボルト
  • タイヤのサイド
  • バーテープ

同系色でまとっている車体に、ワンポイントとなる差し色を入れることでこなれた感がでると思いません?

今乗っているリドレーはフレーム自体が目立つ色なので、正直差し色をプラスすることが難しいんですよね。

限定カラーだったオレンジの車体。これもお気に入りでしたが、次は落ち着いたトーンでまとめたい

絶対に譲れないポイント④|チューブレス対応のホイール&チューブレスタイヤ

チューブレス(レディ)タイヤとカーボンホイールのセット
MAVIC 「マヴィック」 COSMIC PRO CARBON SL UST シマノ11S ホイールセット / AKIBA店

今まで「乗り味やパンクのしづらさを鑑みてチューブレスタイヤにしたいな」「手入れ・交換の仕方を覚えたいな」と思い続けていましたが、重い腰はなかなか上がらず……。

クリンチャーの手軽さに甘えて、これまでクリンチャー以外の使用経験はありませんでした。

ならば、この機会にチューブレスタイヤを使おうと決心! 調べてみると意外と自分でもセット出来るので、TLR(チューブレスレディ)を使い始めて良かったなと思っています。勢いって大事ですね!

>> チューブレス用ホイールをバイチャリで見る

>> チューブレスタイヤをバイチャリで見る

ちょっと妥協しても良いポイント①|リムハイトは高くても”50mm”まで

ここからは妥協してもいいと思ったポイントを2点あげていきます。まずはリムハイト。

リムハイトとは、リムを横から見た際のリムの高さ(厚み)を指します。

一般的にリムハイトが低い(30mm前後)と、ホイール重量は軽くなり、漕ぎ出しも軽くなります。

逆にリムハイトが高い(50mm前後〜)と、平坦や下りでの速度維持が楽になる傾向にあります。いわゆるディープリムホイールと呼ばれるもので、人気も高いのですが、風の影響を受けやすく、横風に流されハンドルを取られやすいといったデメリットも。

個人的なドンピシャは、30〜40mm程度のローハイトよりのリムハイト。軽量性を重視したいところですが、ヒルクライムよりもロードレースに出場することが多いので、リムハイトは多少高くなってもOK。50mmをMAXとして探しました。

ちょっと妥協しても良いポイント②|ステムは妥協OK、ハンドルは妥協NG。

新しいロードバイクは、完成車ではなくフレームセットからバラ完、つまりフレームセットに自分の好きなパーツを選んで完成車を仕上げるスタイルにしました。

ひとつずつパーツを選んでいくわけですが、ハンドルまわりで妥協したのがステムです。これは、後々のカスタムのしやすさを考えたから。

ハンドル(内装式)は、交換するのに「バーテープを外し、ブラケットを外し、ワイヤーを外し…」といったようにハンドルを取り外すだけでも一苦労です(ショップ店員さん、いつもありがとうございます!)。

交換作業が大変なハンドルは、長く使えるイイモノをチョイスしたい! 優先順位をあげて、一番欲しいものを選択しました。

一方でステムは、六角レンチさえあれば僕でも交換できちゃいます。後々のカスタムだって楽ちんです。

「いつでも交換できるステム」と「交換に手間と時間を要するハンドル」を天秤にかけ、僕はステムを妥協することにしました。

>> ステムの交換方法はこちらの動画をチェック!

僕の愛車「ジャイアント TCR アドバンスド プロ 2025年モデル」

というわけで、長らくお待たせしました。こちらが今回フレームセットからバラ完で僕が購入した「ジャイアント TCR アドバンスド プロ 2025年モデル」です! くぅ〜、カッコいい!

ロウカーボンと呼ばれるカラーで、光に当てるとロゴが虹色に反射するのが特徴です。

コンポーネント(SHIMANO ULTEGRA R8100)

コンポーネントはもちろん、絶対に譲れなかったアルテグラDi2のR8100シリーズで揃えました。

自分が電動変速のロードバイクを所持することになるなんて、いまだに信じられません……!

ホイール(YOELEO SAT C50|50 DB PRO クリンチャー/チューブレス)/タイヤ(Vittoria CORSA N.EXT)

ホイールは欲しかったモデルの納期が数ヶ月待ちで困っていたところ、ヨーレオのカーボンホイールを安く譲ってもらえることに!

リムハイトは妥協範囲内の50mm。

ハンドル(GIANT Contact SLR Handlebar 2024+)

ステム(GIANT Contact SL Aerolight Stem -10D)

ハンドルとステムは、それぞれジャイアント純正。

ハンドルはカーボン製、ステムはアルミ製でともに158gと超軽量です

フレームセット付属品のマウント

ちょこんと収まりの良いこちらのサイコン・フロントライト用のマウントですが、なんとフレームセット購入時についてくるんです。しかもカーボン製。

さらに、今回つけてはいませんがボトルケージも付属してきます。

さすがジャイアント様、太っ腹。

ペダル(SHIMANO デュラエースR9100)

ペダルは手持ちのデュラエースペダルを移植。

>> 僕が購入したフレームセットはこちら(TCR アドバンスド プロ フレームセット|GIANT

ちなみにこれまで乗ってきたリドレーも、新車が乗車不能になったときのために売らないで残しておくことにしました。(バイチャリで査定にも出していて、じつはけっこう揺らいだのですが……)

>> 査定の動画はこちら! 予想外の金額に驚き……(動画が開きます)

最高のロードバイクに仕上がったぞ!

とにかく所有欲の満たされる一台に仕上がった僕のセカンドロードバイク。バラ完の魅力は、自分の「好き」をとことん詰め込める点にあるんだなと実感しました。これからはこの戦闘機でレースも走っていくので、会場や道端で見かけたらぜひ声をかけてくださいね!

バイチャリではジャイアントのさまざまなモデルのほか、ジャイアントの完成車以外にホイール・ローラー台、そのほか小物も取り扱っているのでぜひチェックしてみてください。

また私、ばっしーはYouTubeチャンネル「buychari JOURNAL」にも出演していますので、観ていただけたら嬉しいです!

>> 動画もチェック!

  • 記事を書いたライター
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中林鷹一朗

中林鷹一朗

buychari JOURNAL編集部員。MTBのXCO競技をきっかけに自転車競技にのめり込み、現在はロードレースを中心に実業団選手として全国のレースを転戦とする。サドルの外では、コーヒースタンドと居酒屋を巡るのが好き。

  1. 2台目のロードバイクはこう選ぶべし! 編集部員が譲れなかった4つのポイント【ステップアップ実録】

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