ロードバイクの走りを大きく変えるパーツといえば、ホイール。
完成車についてくるホイールからそろそろステップアップしたい! 平坦最速エアロホイールに履き替えたい! レースのために決戦用ホイールをゲットしたい! その用途はサイクリストの数だけ存在します。
ロードバイクのホイール、みんなは何を使ってる? 国内最大級のリユース専門店バイチャリで売れたホイールの個数をメーカー別に集計して、ランキング化してみました。それでは、リアルな順位をチェックしてみましょう!
- 売れてるホイールブランドランキング
- 10位:オランダのホイール専門ブランドといえば?
- 9位:エアロが得意なパーツブランド! ビアンキのハイエンドモデルでもおなじみ
- 8位:スペシャライズドが手掛ける大人気ホイールといえば?
- 7位:精度が高い! ハブ・スポークもこのメーカーにおまかせ!
- 6位:台湾の有名ロードバイクメーカーといえば?
- 5位:ツールでトレックの走りを牽引するホイールといえば?
- 4位:反応バツグン! 高剛性のあのホイールといえば?
- 3位:あのG3組みスポークがほしい! イタリアの老舗メーカーといえば?
- 2位:黄色が映える! ツール・ド・フランスでおなじみのブランドといえば?
- 1位:サイクリストなら誰もが知ってる!世界最大規模シェアのメーカーといえば?
- 11〜20位はこちら!
- 人気ホイールをリユースでオトクに。ロードバイクの走りを手頃にアップグレードさせよう!
売れてるホイールブランドランキング
こんにちは、ののむらです! 厳しい夏を超えれば秋、レース・イベントともにシーズン後半戦に差し掛かってきましたね。自転車、乗っていますか?
サイクリングシーズンの秋に向けて、ここでひとつホイールをアップグレードをしてみるのはいかがでしょう? ロードバイクのパーツの中でも走りの差を体感しやすいホイールは、モチベーションアップに最適です!
ただし、ホイールは価格帯が高めのパーツなのも事実。無理のない予算で走りを変えたいなら、リユースを活用するのが賢い選択。
あなたにあったホイールを見つけるために、今回はバイチャリで売れた個数をガチ集計した人気ランキングを発表します! さっそく10位から見ていきましょう!
※ホイールを選ぶときは、ブレーキの種類・タイヤの種類・フリーボディといった互換性をチェックする必要があります。自分のロードバイクにあったホイールを選ぶようにしましょう
10位:オランダのホイール専門ブランドといえば?
FAST FORWARD(ファストフォワード)
プロチーム「クイックステップ」に供給していた実績があるオランダのメーカー「ファストフォワード」。プロユースに耐えうる剛性を持った「F5R」などのレーシーなホイールを数多く展開しています。
高めのリムハイトにFFWDの文字だけで、なんだか速くなったような気持ちになれますね。
ちなみに以前はファストフォワードは販売代理店がリドレーと同じだったんですが、エアロロード『ノア』にFFWDデカールのディープリムホイールというゴリゴリの平坦番長仕様モデルを見かけたときは、そのカッコよさに痺れましたね……!
おすすめモデル:軽量&高剛性な万能ディープリムホイール『F6R』
9位:エアロが得意なパーツブランド! ビアンキのハイエンドモデルでもおなじみ
Vision(ヴィジョン)
ビアンキのハイエンドモデルに採用されているステム一体型ハンドルなど、ホイール以外も有名なパーツブランドですね。トライアスロンやタイムトライアルの分野で広く支持されていて、そのエアロダイナミクス性能には定評があります。
ロードレースでもプロ選手を幅広くサポートしていて、そのフィードバックから選手の求める究極の性能を突き止めていく!という熱い思いが光るブランドです。
おすすめモデル:リユース万歳! デローザタッグのレアモデル『メトロン 40 DE ROSA』
8位:スペシャライズドが手掛ける大人気ホイールといえば?
ROVAL(ロヴァール)
ロヴァールのホイールはターマックSL7と一緒にレース会場で必ず見ますよね! かの有名なスペシャライズドが手掛けるホイールメーカーです。スペシャライズドのロードバイクとの相性はバツグン、もちろんスペシャライズド以外のユーザーからも高い人気を博すホイールブランドです。
母体が大きいからこそその開発力は凄まじく、ロード・MTBの両ジャンルで初心者からプロレベルの方それぞれにぴったりな各グレードのホイールがそろっています。
おすすめモデル:ローリムハイトの軽量ホイールでヒルクライムへ!『ラピッド CLX32 TU』
7位:精度が高い! ハブ・スポークもこのメーカーにおまかせ!
DT SWISS(ディーティースイス)
キャニオンやスペシャライズドの完成車によく採用されているので完組ホイールとしても知名度は高いのですが、それ以上にハブやスポークを他のホイールメーカーが使っている印象があります。
台湾新興メーカーのワンエアー、ボントレガーのアイオロスRSLシリーズ、前述のロヴァールのアルピニストCLXも、ハブはこのDTスイスを使っているんですよ。
私もホイールを組むときはDTスイス同士の組み合わせが大好き! 小細工なしでピタッと組み上がるんですよ……。製品精度の高さを感じます。
おすすめモデル:高コスパエンデュランス系ホイール『E1800スプラインDB』
6位:台湾の有名ロードバイクメーカーといえば?
GIANT(ジャイアント)
ハイエンドカーボンホイールのCADEX(カデックス)が有名ですが、今回はカデックスでないジャイアントブランドのホイールが第6位にランクイン。
ジャイアントは完成車にチューブレスレディホイールをいち早く採用していて、ホイールやチューブレスタイヤを手ごろな価格でバラで購入できるって知ってましたか?
中古市場でも、完成車からの外しホイールとしてもリーズナブルな価格で出回っていることが多いので、チューブレス対応のホイールを探している方は狙い目ですよ!
おすすめモデル:軽量オールラウンドカーボンホイール『SLR ONE』
5位:ツールでトレックの走りを牽引するホイールといえば?
BONTRAGER(ボントレガー)
第5位にランキングしたのは、トレック傘下のパーツメーカー「ボントレガー」です! ギリシャ神話の風の神をあらわす『アイオロス』シリーズはとくに人気で、その名の通り風を切り走るエアロ性能が高い評価を得ています。トレック以外のロードバイクに履かせている方も多く見られます。軽量なRSL37はヒルクライムレースでも見かけますね。
ホイールだけでなく、サドルやヘルメットなど周辺アクセサリも豊富にラインナップ。ハンドルやサドル下に、ライトやバッグなどのアクセサリーをすっきりまとめられる「ブレンダー」と呼ばれる独自システムも特徴のひとつです。
おすすめモデル:シリアス志向のライダーへ、チュブラーエアロホイール『アイオロス 3 D3』
4位:反応バツグン! 高剛性のあのホイールといえば?
FULCRUM(フルクラム)
第4位にはフルクラムがランクイン。カンパニョーロの姉妹ブランドとして、2004年に誕生しました。ホイール専門ブランドなだけあって、ラインナップの幅が広く、どのレベルの方でも自分の脚に合ったホイールが見つかります。
他社と比較しても全体的に剛性が高く、固めの乗り味といわれるのでレーシーな走りが好きな方におすすめ!
とくに有名なのはRacing zero(レーシングゼロ)、通称『レーゼロ』とよばれる名ホイールです。初速が軽くてピューッと飛んでいけそうな反応の良さは本当にスゴイ! 練習だけでなくレースにまで使えるアルミホイールは他にないと言い切りたくなるくらい、個人的にも大好きなホイールです。(私はロングライドが好きなので、空気圧を調整して硬くなりすぎないようにして使っています)
おすすめモデル:迷ったらコレ!フルクラムの不朽の名作『Racing zero』
>> 動画で実業団選手のばっしーがフルクラムホイールをテスト!
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3位:あのG3組みスポークがほしい! イタリアの老舗メーカーといえば?
Campagnolo(カンパニョーロ)
残るブランドはあと3つ、あなたのホイールは出てくるでしょうか。第3位はご存じイタリア老舗メーカーのカンパニョーロがランクイン!
カンパニョーロといえばハイグレードホイールのBORA(ボーラ)シリーズが有名ですが、そのすべてに共通しているのが、カンパニョーロのアイデンティティ「G3組み」という特殊なスポークパターンです。
ぱっと見で「カンパだ!」と羨望の眼差しを集めてしまう高級ホイールはとにかくカッコいいんですよねー!
ハイエンドの名前が先に出ましたが、エントリー〜ミドルグレードを担うゾンダやシャマルも、初心者のファーストアップグレードホイールとして大定番といっていいほど人気があります。こちらも同じくG3組で組まれているので、手ごろな価格で見た目を華やかにしたい方、ぜひ!
おすすめモデル:アルミ製レーシングホイールの最高峰『シャマル・ミレ』
>> 初アップグレードとして定番の「ZONDA(ゾンダ)」も必見!
2位:黄色が映える! ツール・ド・フランスでおなじみのブランドといえば?
MAVIC(マヴィック)
第2位はフレンチブランドの「MAVIC(マヴィック)」
リムハイトが高くていかにも速そうなCOSMIC CARBON(コスミックカーボン)通称コスカボに憧れを抱いて購入した人は数知れず……! マヴィックホイールはブラックのリムにイエローの差し色が映えるんですよね。
もちろん見た目だけではありません。マヴィックは数々の新テクノロジーによってホイール業界に革命を起こしてきたパイオニアブランド! チューブレスタイヤのはめにくさを改善した新規格「USTチューブレス」は有名で、チューブレス市場の加速の一翼を担ったのは違いなくマヴィックでしょう。
ほかにもアルミリムを切削して軽量に仕上げる独自技術や、従来よりかかりのいいID360ハブの開発など、ホイール全体の開発力・技術力が高いメーカーといえます。
おすすめモデル:憧れのコスカボをこの値段で!『コスミックカーボン』
1位:サイクリストなら誰もが知ってる!世界最大規模シェアのメーカーといえば?
SHIMANO(シマノ)
栄えある販売個数第1位は「SHIMANO(シマノ)」でしたー! 納得の結果ですね。
自転車コンポーネントの世界最大シェアを誇る信頼のシマノ。シマノのホイールはカップアンドコーン方式のハブを使用していて、回転が良いだけでなく、メンテナンス性が高い特徴があります。
※カンパニョーロ・フルクラムもカップアンドコーンを採用
メンテナンス性が高いってよく聞くけどどういうこと?って話なんですが、
- 交換部品が細かく手に入り補修がしやすい
- 完全にバラバラに分解できてグリスアップしやすい
この2点をおさえているホイールは、メンテナンス性が高いと特徴づけていいと思います。シマノはこの2点をばっちりクリアしていて、オーバーホールを定期的にすることで、良い状態をながーくキープできるというわけです。
10年前に登場し、柔らかい! 価格に対して超軽量!と大人気だったあの『デュラエースC24』だって、いまもなお現役でバリバリ活躍してくれてるのはシマノの企業努力のおかげですね。メンテナンスの大切さがよくわかります。
おすすめモデル:バツグンの加速性能!デュラエースホイール『WH-R9100 C24』
11〜20位はこちら!
バイチャリで売れた個数をもとにしたホイール人気ランキングの11位〜20位も紹介しておきましょう。
11位 | ALEXRIMS(アレックスリム) | 完成車でおなじみのメーカー |
12位 | ZIPP(ジップ) | ディンプル加工やうねうねしたリム加工が特徴の高級ホイール |
13位 | EASTON(イーストン) | ハンドルやステムなどのパーツでもおなじみ |
14位 | ARAYA(アラヤ) | 競技自転車用リムといえばアラヤ。ガールズケイリンの足回りをサポート |
15位 | REYNOLDS(レイノルズ) | 1898年創業の歴史ある英国メーカー |
16位 | PRIME(プライム) | 海外通販Wiggle(ウィグル)のプライベートブランド |
17位 | MUDDAX(マダックス) | 完成車に採用されている台湾メーカー |
18位 | ICAN(アイカン) | 中華カーボンホイールの先駆者! |
19位 | LIGHTNING(ライトニング) | 2000年代ごろローコストで話題に |
20位 | BOMA(ボーマ) | カーボンフレームが有名な日本ブランド、じつはホイールもあるんです! |
あまり聞き覚えのないMUDDAX(マダックス)について補足すると、ウィリエールやキャノンデールなどの完成車にもインストールされている台湾のメーカーです。本国ではロードバイクとMTBホイール・リム単体・フェンダーなどを販売しており、ユーロバイク・台北ショーなどの著名自転車イベントに出店しています。
マダックスのような掘り出し物に出合えるのもリユース品の魅力ですね!
人気ホイールをリユースでオトクに。ロードバイクの走りを手頃にアップグレードさせよう!
私の初めてのアップグレードホイールは、カンパニョーロの「ZONDA(ゾンダ)」でした。ひと目でカンパニョーロとわかるビジュアルに憧れてそのルックスだけで購入しましたが、走りの違いに感動したのを覚えています。今は、柔らかいデュラエースのC24と、ガチガチに硬いレーシングゼロを場面によって使い分けています。
何本も欲しくなってしまうのがホイールですが、決して安い買い物ではありません。そんなときに頼れるのがリユースのホイール。
リユースと聞くとリムの摩耗・使用感などの状態も気になりますし、安全性やニセモノでないか、不安な面もたくさんあります。中古だからこそ、信頼できるお店を選ぶことが重要です。
バイチャリでは、すべてプロの目でチェックされたホイールですのでご安心を。少しでも不安な点や疑問点があれば、スタッフに相談できるのも大きなメリットですし、実店舗を構えるバイチャリなら実物を確認できるのもおすすめポイントです。
乗り心地・スピードに直結するホイールは、アップグレードの費用対効果がとても高く、見た目のドレスアップも叶います! 走りが変われば楽しさも倍増、ぜひ人気のホイールをオトクに手に入れて、一つ上の走りを体感してみてください!
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