ロードバイクに乗る多くの人が使っているビンディングシューズ。足とペダルを固定することで効率的なペダリングができるようにするものですが、自転車を始めたばかりだと、憧れつつも「何がそんなに良いの?」と不思議に思う人も多いでしょう。
効率が良い、速く走れる、とはよく聞くけれど、一体なぜなのか。怖さを克服してまで履くメリットは? どうやって選べばいいの? いろんなギモンを、自転車エディターのイシイちゃんにぶつけてみました!

教えてくれた人
自転車エディター イシイちゃん(石井 良)
編集者、ライター。第1次MTBブームの頃に生まれ、幼少期から自転車に取り憑かれている。MTB、BMX、ロードとさまざまなジャンルを乗り継いできた自転車好き。
ビンディングシューズって、どんな靴?

イシイ先生、今日はよろしくお願いします! わたしもそろそろロードバイクを始めて半年が経ち、いよいよペダルとシューズのステップアップを検討中です。ベテラン勢はもちろん、多くのサイクリストが履いている「ビンディングシューズ」って一体どんな靴なんですか?
ひとことで言うと、“ペダルに固定できる靴” です。ビンディングペダルと呼ばれる専用のペダルとセットで使います。ソールの裏側にはビンディングペダルと噛み合う「クリート」というものが装着されていて、がっちりと固定できるんです。ロードバイク乗りが走り出すときに、バチン!っていう大きな音が鳴っているのを聞いたことあるでしょう? あれは、クリートをペダルにはめる音なんです

聞いたことあります! あの音、上級者っぽくてカッコイイなって思ってました!
ビンディングシューズを履くメリットは、ズバリ効率

でもイシイ先生、そもそもビンディングシューズってなんのために履くんですか?
それは、脚の力を余すところなくペダルに伝えて、少しでも速く、そして楽に走るため。つまり、効率よく走るために履くんです
ビンディングシューズを履くだけで、そんなに変わるんですか?
変わりますとも! ペダリングを意識して乗るようになれば、すぐにその効果を実感できるはずですよ
違いをしっかり体感できるのはいいですよね! ビンディングシューズを履くと、具体的にはどんな変化があるのでしょうか

よく言われるのは、”引き足” を使えるようになることですね。通常はペダルって踏むことしか出来ないけど、シューズとペダルがつながっていれば、脚を引き上げる=引き足のときにも推進力を生み出すことができます
なるほど…。つまり、2倍の力で進める!?
残念ながらそんなに単純ではないけど、イメージとしては合ってます。ペダルを1周回す力を全て推進力に変えることができたときのペダリング効率(ペダリング1回転の間に推進力に寄与したパワーの割合)を100%とすると、プロ選手で60%、一般人なら30〜40%程度が現実的なラインです。無理に脚を引き上げようとするのではなくて、あくまでもロスなくペダルを回せるようになるっていうっていうところが主軸ですね。スピードも上がるし、何より疲れにくくなります
疲れにくくなるのはいいなぁ! もうちょっと走る距離をのばしたいと思ってたんですよね。 でも、わたしのような初心者にも扱えるものなんですか?
もちろんです。ペダルとシューズが常に正しい位置にくるので、間違ったペダリングが矯正されるというメリットだってあるんですよ。むしろ、変なクセがつく前に早く使い始めた方がいいと言う人もいるくらいです。それに、不意に段差に乗り上げたときや、がむしゃらに漕いだときでもペダルから足が離れないから、安定して走れるようにもなりますよ
硬いソールだからこそ、ペダルに力が伝わる!

ビンディングシューズの特徴といえば、硬いソールです。普通の靴ならありえないくらい、カッチカチです

本当だ! ソールを曲げようと力を入れてもビクともしません。
じつは、このソールこそがスピードアップの大きなカギ。踏む力をダイレクトにペダルに伝えてくれるんです。踏み心地も、スニーカーで乗るのとは全く違うものになりますよ

専用シューズって感じがしてカッコいいな。ここまで硬いなら、確かに力が逃げなさそうです!
でしょ? 踏む力をソールが集約し、クリートを通じてペダルに伝える。だからこの硬さが肝なんです。そのため、ソールはカーボンや樹脂で出来ています。でも、ひとつ注意点があって…
なんですか?
とくに初心者の人は、硬すぎると疲れてしまうことがあるんです。プロ選手が履くような高剛性のシューズをいきなり買ったり、見た目だけで選んだりするのは少しリスキー。とくに長距離を走るほど、その違いは大きく現れます。なので、最初は柔らかめの初心者向けを選ぶと安心ですね
ライドスタイルに合わせてクリートを選ぶ

ソールにはもう一つ特徴的なものがあります。それがクリート。ペダルに固定するための重要なパーツです
三角形の独特な形をしてますね。サイクリストが歩いているとカチカチ音が鳴りますけど、これがその正体なんですね
ご明答。じつはこのクリートには大きく2種類あって、それぞれ専用のペダルが必要になります。一般的なシマノを例にとると、オンロード向けのペダルが「SPD-SL」という3穴タイプ。そしてオフロード向けが「SPD」の2穴タイプ。で、シューズもそれに合わせる必要があるのでロード向けの3穴と、MTB/シティライド向けの2穴に分かれています
……えっと、なんか一気に難しくなってきたぞ…
基本的にはロードバイクでは「SPD-SL」がメジャーなので、そんなに難しく考えなくて大丈夫ですよ
【編集部イチオシ:初めてに最適なSPD-SLシューズ】

シマノ RC3
価格が抑えられたコスパの高いシマノのSPD-SLシューズ。下位モデルのRC1にはないBOAダイヤル仕様。均一な締め付け調整やパワー伝達性能の向上で、長時間のライドでも疲れにくいのが魅力!
ビンディングシューズには2種類ある

オンロード用のSPD-SLとオフロード用のSPD。この2つの大きな違いは、歩きやすさにあります。SPD-SLは歩くことを想定していないのでクリートが外に露出していますが、SPDは山道などを歩くことも考えられているので、ソールにクリートが埋まっている形です
たしかにSPDのほうが歩きやすそう! 対してSDP-SLはクリートが出っ張ってるから歩きにくそうだなぁ。だからガチ勢のひとたちはみんなペンギンっぽい歩き方をしてるのか

つま先が上を向くし、地面との接地面も少ないから歩きにくいですよね。ゴム製のクリートカバーで多少改善することもできますが、歩くときの快適性を重視したいなら、SPDシューズの方がおすすめです。ソールも柔らかいので歩きやすいんですよね。旅や輪行、キャンプツーリングなんかをメインにした乗り方なら、ロードバイクでもSPDを選ぶっていう人もいますよ。こちらはカチカチ鳴りません。それぞれもう少し詳しく見ていきましょうか
ロードバイク用(SPD-SL/3穴)

これがロードバイク用のSPD-SLシューズですね。ここまで解説で使ってきたので、もう見慣れてきたんじゃないですか?
はい、「これぞロードバイクの靴」という感覚になってきています! 飛び出した3つ穴のクリートは、SPDに比べてとても大きいですよね
三角形になっているので、ペダルを踏むときの安定性が高く、固定力も高いです。使ってみると、自転車との一体感を感じることができますよ


3つのネジでソールに固定するんですね
脚の形や関節の可動域は人によって個人差があるので、前後左右、斜めといろんな角度で固定できるようになっているんです

自分に合わせて細かな調整ができるのは嬉しいですね
クリートにも種類があって、自分好みで選択することができます。クリートは使っているうちに削れてくる消耗品なので、買い替えのタイミングでいろいろと試してみるといいですよ
>> SPD-SLの3種類のクリートって? 詳しく知りたい人はこちらから
ちなみにクリートだけでなく、シューズの地面との接地面も同じように削れてきます。シューズによっては、接地面にゴムパーツが付けられていて、交換できるものもありますから、長く使えるシューズを選びたいならここも要チェックです!
シューズ・ペダル・クリートをまとめてそろえたい! おすすめセット
- シューズ:RC5
>> バイチャリでオトクに買う - ペダル:PD-RS500
>> バイチャリでオトクに買う - クリート:SM-SH11(黄色)
>> バイチャリでオトクに買う
MTB/シティライド用(2穴/SPD)

SPDのシューズも見ておきましょうか
さっきのSPD-SLにくらべると、クリートがずいぶん小さいですね。ほんとにソールの内側に埋まってるんだ
SPDシューズには種類がいっぱいあって、マウンテンバイクの競技向けのものから、スニーカーのようなものまで、ラインナップに幅があるんです

GIRO 「ジロ」 CIVILA WOMEN 23.0cm シューズ / バイチャリ浦和ベース
ほんとだ! これなんかほぼスニーカーじゃないですか。これならカジュアルな服装で乗るときにもよさそうです
そうですね。ロングツーリングや旅だと服装がサイクルジャージじゃない場合もありますけど、SPDなら足下がファッション的に浮くことも少ないです
通勤通学用としてもよさそうですね。SPDのクリートって穴が2つだけなんですね
そうですね、穴は2つだけですが、こちらも前後左右に調整は可能です。ただしSPD-SLよりは調整幅が狭いです
なるほど。ちなみに固定力はSDP-SLとSPDで差はあるんですか?
おぉ〜良い質問ですね。SPDの方が固定力は弱くて、とっさのときに脚を外しやすいです。脚が固定されることに対して恐怖感がある人には良いですが、走り重視でしっかり固定されてほしい人には不向きですね
せっかくならペダリングの効率をしっかり体感したいし、わたしは最初からSPD−SLにチャレンジしたいなぁ。そういえば、クリートってシューズに付属してくるんですか?
いいえ、クリートはペダルに付属しています。ペダルとクリートは同一メーカーのものでなければ使えませんが、シューズは3穴/2穴の固定方法さえ間違わなければ、基本的にどんなシューズとクリートの組み合わせでも使えるので安心してください
『SPD-SL』『SPD』はシマノの商標
ここまで話してきた「SPD-SL」「SPD」というのは、シマノのビンディングシステムの呼び方です。TIME(タイム)やLOOK(ルック)など別のブランドのビンディングシステムも同じくロード向け、MTB向けと分かれています。シューズもロード向けは3穴、MTB向けが2穴になっています。
選び方:3つの条件で絞り込め!

実際に選ぼうと思うと、いろんなメーカーからたくさんのシューズが出ていて戸惑ってしまいます。わたしはSPD-SLでビンディングデビューしたいんですけど、どうやって選んだらいいですか?
おっ、デビューの決心がつきましたか! それなら、失敗しないための3つの条件を教えましょう!
失敗しないための3つの条件
- クロージャーシステムは調整しやすいか?
- ソールは硬すぎないか?
- フィッティングは最適か?
①クロージャーシステムは調整しやすいか?

クロージャーシステムとは、留め具のことです。面ファスナー、バックル、ダイヤル(BOAダイヤルなど)、紐(シューレース)の4種類があります。それぞれメリット/デメリットがあるので、実際に操作してみて、自分にあったものを選ぶようにしましょう
エントリーモデルはベルクロのイメージがあります

SHIMANO 「シマノ」 SH-RP201W G01W 22.5cm シューズ / バイチャリ浦和ベース
そうですね。ベルクロはシンプルなつくりなので値段も安くて手軽なんですが、フィット感を高めるためにはギュッと力を入れて引っ張らないといけなかったり、壊れてしまうと修理できなかったりというのが惜しい点ですね

SHIMANO 「シマノ」 SHRC701M L01 S 38(23.8cm) シューズ / 名古屋大須店
完全に個人的なイメージなんですけど、ビンディングシューズといえばやっぱりダイヤル式なのでは?
そうですね、ダイヤル式を採用しているビンディングシューズは多いですね。ダイヤル式は、カチカチとダイヤルを回すとワイヤーが巻き取られて締まっていくタイプ。簡単に調整ができ、壊れたら修理することも可能なんですよ

SHIMANO 「シマノ」 SH-RT82 43サイズ シューズ / 京都八幡店
最近はあまり見なくなりましたが、スキーブーツのようにラチェットを締め込んでいくバックル式もあります。ダイヤルほど細かい調整はできませんが、しっかりと締め込むことができます
あとはシューレース、紐タイプのものですね。紐ってあまり見ない気がするんですけど、どんな感じなんですか?

SPECIALIZED 「スペシャライズド」 S-WORKS TORCH LACE 38.5(24.75cm)サイズ シューズ / 滋賀大津店
じつは紐っていいんですよ。結ぶ手間こそあれど、細かいフィット感の調整が出来るし、軽量なのでハマると使い続けてしまう人も多いです。ハイエンドシューズの紐モデルなんていうのも存在するくらい。オシャレな見た目のものも多いので、カジュアルに乗りたい人にもおすすめですね
なるほど。自分の好みを見つけるためにも、一通り試着してみるのがよさそうですね!
②ソールは硬すぎないか?

画像出典:SHIMANO
初心者が硬すぎるソールの靴を履くと、疲れやすくなってしまうんでしたよね?
そうです。じゃあ、一体その硬さはどこで判断するの?ってことなんですが、メーカーによってはソールの硬さを数値で表記してくれています
目安があると選びやすいですね、数値でわかるとはありがたい!
たとえば、シマノはソールの剛性を12段階に分けています。6が硬すぎず柔らかすぎない万人受けする設定。廉価モデルはだいたい6ですね。フラッグシップモデルは12。プロ選手のスプリントも受け止める、カチカチのソールです
ソールの素材はカーボンや樹脂があるみたいですけど、素材によっても剛性は変わるんですか?
カーボンでも柔らかいものはあるから素材だけでは一概に言えないですが、樹脂ソールのものは初心者向けの柔らかめのものが多いですね。お値段も安く、手軽ですし
万年金欠なわたしにとってはありがたい話です! たとえお金が有り余っているビギナーでも、最初はエントリーモデルから使い始めたほうがいいってことですかね
使っていて気分が上がるなら、最初から高いものを使うのもぜんぜんアリですけどね。まぁでも、少しずつグレードアップしていくほうが、安心ではありますね
③フィッティングは最適か?

ビンディングシューズにおいて何よりも重要なのがフィッティングです。足に合っていないシューズを履いていては、性能を十分に発揮できないどころか、痛みや不快感が出て、自転車が楽しくなくなってしまいます
ふつうの靴でもサイズ選びは重要っていいますけど、ビンディングシューズってそんなにシビアなものなんですか?
はい。シューズが大きすぎると、ペダルを踏み込むたびにシューズ内で足が前後に動いてしまい、力のロスになってしまうんです。なので、普段街で履いている靴と同じ感覚で選ぶと、ほぼ確実に失敗してしまいます
な、なんと……! 失敗しないためにはどうしたらいいですか?
最初はとにかくいろんなメーカーを試してみてください。メーカーによってラスト(靴型)が違うので、自分の足に合うものを見つけましょう。幅の広いワイドフィットタイプを出しているメーカーもあります。不安ならショップ店員さんに相談しながら試着すれば、間違いないと思いますよ
試着は必須かぁ。そうするとネットショップで買うのは賭けな部分もありますね。しかもビンディングシューズってけっこう値段が張るんですね……!
リユースに抵抗がなければ、最初は中古シューズから始めるというのも手だと思いますよ! たとえばバイチャリのオンラインストアを見てみても、かなりお手頃なシューズもそろっていますしね

たしかに! SPD-SLでも数千円から選べますね、これで自分のサイズがあったらまずは試しに買ってみるのもよさそう。近くに店舗があれば試着もできますね
そうですね。バイチャリは店舗数が業界で一番多いですからね。あ、試着をするなら忘れてはいけないポイントがあって、じつは靴下が重要なんです
靴下?
サイクルシューズはフィット感とペダルを踏んだときのダイレクト感が大切なので、薄手の靴下を履くのが一般的なんです。普段の靴下は分厚いので、それで試着をしてしまうと、自転車用の靴下を買ったときにサイズが合わないってことになりかねません。まずは自転車用の靴下を買ってからビンディングシューズの試着をするといいですよ
なるほど、試着の際は自転車用の靴下で! 忘れないようにします
ビンディングシューズおすすめ8選
では実際にどんなシューズがあるのか、ここからはおすすめモデルを紹介していきましょう。まずは手頃な価格で始めやすいエントリーグレードの定番モデルから。
ロードバイク用(SPD-SL)王道5選
迷ったらコレ:SHIMANO(シマノ)RC3

「まずはコレ」的な1足です。なんといっても信頼のシマノですし、なかでもRC3はエントリーグレードのド定番として知られる存在。「やっぱりビンディングシューズに挑戦するならBOAダイヤル使いたいじゃん」って、そんな理由で選んだってOKなモデルです。価格も1万9800円と、SPD-SLシューズとしては手の届きやすい価格帯ですが、中古なら7200円とさらにオトクになりますね。
※以下は実際の中古商品のスペックです
- サイズ:27.2
- 重量:252g(サイズ42 片足)※「SH-RC302」のカタログ値
- アッパー:合成皮革
- クロージャーシステム:BOAダイヤル
- アウトソール:TPU(カバー)
- 剛性指数:6
- 価格:税込7,200円(新品参考価格:19,800円)
>> SHIMANO 「シマノ」 RC3 SH-RC300 EU43 (27.2cm) シューズ / 宇都宮店
とにかく予算を抑えて、でもクオリティは妥協したくないなら:SHIMANO(シマノ)RC1

ベルクロはそのシンプルなつくりゆえに価格が抑えられるのが大きなメリット。ダイヤルに抵抗がある人や、使い慣れたベルクロの操作感で始めたいならシマノの『RC1』でまったく問題なし。剛性指数だってひとつ前に紹介したRC3と同じですからね。シマノのベルクロタイプから始めるサイクリストも多いですが、数年使っても壊れず履き心地もよいと評判も上々。う〜ん、さすがシマノ。
※以下は実際の中古商品のスペックです
- サイズ:25.8cm
- 重量:約475g(両足)
- アッパー:合成皮革
- クロージャーシステム:ストラップ
- アウトソール:TPU(カバー)
- 剛性指数:6
- 価格:税込3,600円(新品参考価格:14,300円)
>> SHIMANO 「シマノ」 SH-RC100M 25.8cm シューズ / 熊谷本店
イタリアブランドのメッシュ素材のベストセラー:NORTH WAVE(ノースウェーブ)ソニック 2 プラス

メッシュアッパーの高コスパシューズといえばノースウェーブの「SONIC 2 PLUS(ソニック2プラス)」。生産終了モデルですが、剛性指数8で硬すぎないパフォーマンスモデルとして人気がありました。メッシュアッパーと5つの通気口で通気性はバツグン! 当時の価格で2万円ほどでしたから、中古でお安く手に入れられるとあれば見逃し厳禁です。
※以下は実際の中古商品のスペックです
- サイズ:26.6cm
- 重量:約515g(両足)
- アッパー:メッシュ素材
- クロージャーシステム:ダイヤル+ストラップ
- アウトソール:ー
- 剛性指数:8
- 価格:税込2,200円(新品参考価格:21,450円)
>> NORTH WAVE 「ノースウェイブ」 SONIC 2 PLUS 26.6cm シューズ / 熊谷本店
ダブルBOAクロージャーで攻める!:DMT D1

中古バンザイな商品を見つけてしまいました。新品だと4万円近くするDMTの本格シューズ「D1」が7000円台で買えるチャンス。BOAダイヤルが2つあるので、走行中でもサッと細かなフィッティング調整ができちゃいます。シンプルなルックスで玄人感がただようのもいいですね。サイズがあうなら試してみる価値あり。
※以下は実際の中古商品のスペックです
- サイズ:25.0cm
- 重量:260g(片足参考値)
- アッパー:高性能マイクロファイバー
- クロージャーシステム:BOAダイヤル
- アウトソール:ー
- 剛性指数:15
- 価格:税込7,800円(新品参考価格:39,600円)
>> 公式サイトで見る
「イイヤツ」の第一歩としておすすめなハイコスパモデル:FLR F-11 ニット

イスラエル発のFLRは、自社で設計から開発、プロトタイプ生産をすることによって中間コストを省き、高品質でリーズナブルなシューズを実現しているブランド。『F-11 ニット』は2万円以下でありながら、足馴染みのいいニットアッパーやダイヤル式のクロージャーシステムを採用。初めてでも高品質なシューズを求めている人におすすめです。
- サイズ:38~45
- 重量:254g(サイズ42 片足)
- アッパー:強化ナイロンストリング
- クロージャーシステム:A-topクロージャー1個
- アウトソール:グラスファイバーインジェクション・ナイロンソール「R250」
- 剛性指数:7
- 価格:税込17,600円
>> 公式サイトで見る
ロードバイク用(SPD-SL)脱初心向け5選
ここからは脱初心者に向けて、ワンランク上のグレードのものを紹介します。より高みを目指したい人や、まわりとかぶりにくい個性派シューズを探している人はこちらをチェック!
ヒルクライマー垂涎の軽量シューズ:GIRO(ジロ)エンパイア SLX

ニット素材にいち早く注目するなど、シューズのトレンドを牽引するGIRO(ジロ)。世界のトップアスリートもこぞって愛用する同ブランドの注目株がこのモデル。多くのブランドのフラッグシップモデルでも重さが200g〜であるなか、こちらは185gという軽さ。Easton® EC90 の高剛性なカーボンソールとの組み合わせで、パワーロスのない軽快なペダリングを実現します。
- サイズ:39~45(ハーフサイズ設定は:42.5〜44.5のみ)
- 重量:185 g(サイズ 42.5 片足)
- アッパー:Synchwire(シンクワイヤ)メッシュアッパー
- クロージャーシステム:EMPIRE シューレース(Tubular-woven laces)
- アウトソール:Easton® EC90 SLX II high-modulus carbon / Stainless steel hardware / Replaceable Heel Pads
- 剛性指数:7
- 価格:税込54,450円
>> 公式サイトで見る
人と被らないオシャレな一足が欲しいなら:udog(ユードッグ)シーマ

イタリアのベネトに拠点を置き、シューズ・アパレルをデザインするudog(ユードッグ)は、なんと言ってもミニマルで洗練された見た目が魅力。もちろん見た目だけでなく、ワンピース構造のニットアッパー+TPU素材による足のサポート性や、日本人の足にも馴染む幅広のトゥボックスなど、履き心地にもこだわっています。
- サイズ:38~45
- 重量:240g(サイズ42 片足)
- アッパー:エンジニアードニット素材
- クロージャーシステム:シューレース
- アウトソール:複合カーボン製
- 剛性指数:11
- 価格:税込39,600円
熱成形でシンデレラフィット!:LAKE(レイク)CX332

1982年に創業し、サイクルシューズだけを作り続けてきた専業ブランド『LAKE(レイク)』。カンガルー革を使ったアッパーによるしなやかな履き心地が特徴です。そんな同ブランドのシューズは、自分の足の形状に合わせてシューズの形を変える熱成形が可能。カーボン製のヒールカウンターを温めてから履くことで、しっかりとしたホールド感が得られます。
※以下は実際の中古商品のスペックです
- サイズ:25.35-25.6cm
- 重量:230g(サイズ42・カタログ参考値)
- アッパー:K-Liteカンガルー革
- クロージャーシステム:BOAダイヤル
- アウトソール:フルカーボン
- 剛性指数:ー
- 価格:税込11,000円(新品参考価格:59,400円)
>> LAKE 「レイク」 CX332 25.35-25.6cm シューズ / 阪急塚口店
シリアス志向のサイクリストに選ばれる名作:SPECIALIZED(スペシャライズド)S-ワークス トーチ

アメリカを代表する自転車ブランド、スペシャライズドの最高峰ラインであるS-Worls(S-ワークス)シリーズの『TORCH(トーチ)』は、世界の舞台で数々の勝利を収めている人気シューズ。同社が得意とする科学的知見を積極的に取り入れられており、ライダーの足を10万回以上スキャンして集めたデータから、さまざまな足の形状に対応するソールを開発。驚くほどのフィット感とホールド力、そして軽量かつ高剛性。パワーを余すことなくペダルに伝えてくれます。
- サイズ:36~45
- 重量:225g(サイズ42)
- アッパー:ー
- クロージャーシステム:BOAダイヤル
- アウトソール:カーボン製
- 剛性指数:15(S-Works 7と同等)
- 価格:税込49,500円
>> 公式サイトで見る
MTB / シティ用(SPD)
最後はSPDシューズです。カジュアルなシティ向けのものから、パフォーマンス重視のモデルまでピックアップしていきます!
スニーカーそのもの!シティライドで履きたいカジュアルシューズ:adidas(アディダス)ヴェロサンバ レザー

見た目はスニーカーそのものですが、ソールを見ればしっかりとSPDのクリートを付ける窪みが。シティライド向けのスニーカータイプのSPDシューズはたくさんありますが、アディダスのものとなればファッションとの相性は抜群。普段着で軽快に移動するシティライドや通勤通学にぴったりな一足です。
- サイズ:21.5〜32.5cm
- アッパー:フルグレインレザー
- クロージャーシステム:シューレース
- アウトソール:合成アウトソール
- 剛性指数:−
- 価格:税込10,780円
>> 公式サイトで見る
歩ける!走れる!SPD-SLのノウハウを取り入れた新顔:SHIMANO(シマノ)RX6

「ロードバイクにSPDシューズで乗りたい」という需要に応え、ロードシューズ並の軽さと剛性、そして歩きやすさを兼ね備えたシューズとして登場。SPDシューズはフラッグシップモデルでも300gを超えるモデルがたくさんある中、片足274gとかなり軽量で、スムーズなペダリングを実現してくれます。
- サイズ:38〜50
- アッパー:合成皮革
- クロージャーシステム:BOAダイヤル
- アウトソール:カーボンファイバー強化ナイロン+TPU
- 剛性指数:8
- 価格:税込26,620円
>> 公式サイトで見る
オフロードも走るなら、軽快なグラベルシューズを:fi’zi:k(フィジーク) ヴェント プロキシ

グラベルロードの人気が高まり、近頃は未舗装の荒れた道を走る人も増えました。オフロードを軽快に駆け抜けたいなら、SPDでもスニーカータイプではなく、フィット感と剛性感のあるモデルを選びましょう。カラフルなデザインが目を引く『VENTO PROXY(ヴェント プロキシ)』は、新しく再設計されたX3ファイバーコンポジットアウトソール、十分な量のラバートレッドが抜群の安定感をもたらします。
- サイズ:39~43
- 重量:326g
- アッパー:PUラミネートメッシュアッパー
- クロージャーシステム:BOAダイヤル
- アウトソール:X3 カーボンアウトソール
- 剛性指数:8
- 価格:税込39,900円
>> 公式サイトで見る
とにかく履いてみて、自分の好みを探るべし!

一口にビンディングシューズと言っても、SPD-SL、SPDの違いはもちろん、メーカーによっても本当にいろいろなシューズがあるんですね
そうなんです。昔と比べて技術や理論が成熟してきているからこそ、本当に個性豊かですよね。これからビンディングシューズを履いてみようという人にとっては選択肢が豊富で、いい時代だと思います
とりあえず最初の一足を、今日教えてもらったおすすめモデルから選んでみようと思います!
そうですね、これから長く自転車に乗っていくなら、急いで理想の1足を見つけるよりも的はずれな選択をしないことが肝心です。柔らかい履き心地のニット素材を試してみたいとか、もっと軽いものが欲しいとかは、しばらく乗っていたら湯水のように湧き出てきますから(笑)
沼ですねぇ……! あとはペダルの選び方やクリートの違いも知りたいですし、ビンディングシステムといえば、立ちゴケを防ぐコツなんかも気になります!
そうですね! そのあたりはペダルを軸に解説した記事があるので、ぜひそちらを参考にしてみてください
>> ビンディングペダルのはめ方や外し方がわかる! 立ちごけしないコツも。
ビンディングシューズを使いこなせれば、ペダリングがより効率的になり、走りの質もグッとあがります。最初はとまどうかもしれませんが、慣れてしまえばもうフラットペダルには戻れなくなりますよ!
楽しみです! さっそくバイチャリのオンラインストアを覗きに行ってきます!
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